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【堺市役所】柱用巻看板(標識)の製作
堺市役所から、
電柱・電信柱に巻きつけて標示する柱巻き看板を作ってほしい。
なるべく頑丈なやつで。
とのご依頼をいただき、
柱巻き看板(自転車ミニバイク放置禁止区域標識)を作りました。
柱巻き用の看板にはいくつかの種類がありますが、
主に下記3種類がよく選ばれます。
- シートのみ(塩ビシート直接貼付)
- 樹脂系(NOALX or ポリプロピレン基板や塩ビ基板など)
- 金属基板系(アルミ板や鉄板など)
今回は耐久力を重視するということで、
鉄板を用いた基板に看板用の耐候性シートを貼付して製作しました。
制作や製作の手順
- 寸法やデザインのご希望をヒアリングします
- 設計図を書いてイメージを共有します
- 標識の内容のデザインデータを作ります
- 塩ビシートに印刷します
- 設計図に基づいて製作した基板に4を貼付します
完成写真
詳細
仕上がりサイズ:w440×h400mm
基板:鋼板t0.5mm(両端ヘミング曲げ)
シート:塩ビ+耐候性インク印刷
シートサイズ:400×400mm(角丸)
付属品:ラチェット式ステンレスバンド
加工のポイント
両端に金属バンドを通すための穴を開けています。
穴の部分は力が集中するため裂けやすいので、
強度を上げるために両端を折り返して厚みを2倍にしています。
お客様
堺市建設局 サイクルシティ推進部 自転車対策事務所
追伸
「耐久力を重視する」理由を聞きました。
看板を付けている柱に車などをぶつける人がちょいちょいいて、
樹脂系ではちょっとぶつけただけでカンタンに穴から破れてしまうからだそうです。
折り返して1mm厚になった鉄板は強く、そうそう破れません。
表面の塩ビシートが破れることはありますが、塩ビシートは貼り直しができます。
昔、看板によく使われていたトタン板は厚みが0.25mm〜と薄めで破れやすいです。
看板に耐久力を重視する方は厚めの鉄板がおすすめです。