【堺市役所】既設看板の補修

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【堺市役所】既設看板の補修:堺浜自然再生ふれあいビーチ修景パネル補修

堺市役所から、

堺浜自然再生ふれあいビーチの修景パネルが
焼けてしまっているのでキレイに直してほしい

とのご依頼をいただきました。

気持ちいい砂浜のある堺浜自然再生ふれあいビーチは火気厳禁なのですが、
砂浜の上で、しかも看板のすぐ前で焚き火をした不心得者がいたようです。

熱で塩ビシートが焼失し、基板が大きく曲がってしまっていたので、
今回は基板ごと交換し、看板用シートを貼付する方法で補修しました。

制作・施工の手順

  1. 現場を確認し、状況を把握します
  2. データを用意し、看板用シートを印刷します
  3. 曲がってしまった既設看板を取り除きます
  4. 掃除のあと、新しい基板を取り付けます
  5. 新しい基板の上にシートを貼ります

完成写真

ブリ・スズキ・ヨシエビ周辺
サルエビ周辺

施工前の写真

ブリ・ヨシエビのあたりが
縦に大きく焼け焦げていました
サルエビのあたりが焦げていました
こちらは基板の変形が少なかったのでシートの上貼りで対応しました

詳細

仕上がりサイズ:w1800×h1800mmとw1200×h600mm(程度)
シート:塩ビ+耐候性インク印刷
基板:アルミ複合板(t3mm)

お客様

堺市建築都市局 都心未来創造部 ベイエリア推進担当

備考

貼り直したところの色が変わってる?と思った方もいらっしゃると思います。

インクに用いられている顔料は紫外線によって分解させられ、
少しずつ色が落ち、褪せていってしまいます。

看板用のインクはとても変色に強いものですが、
屋外での長年におよぶ紫外線曝露に、変色は避けられません。

皆様も変色や褪色してしまった看板を見たことがあると思います。

参考写真
ゴミ・空きカンは持ちカエル」の赤色だった文字の色が飛び、ただ笑顔でせっせとゴミを集める働き者のカエルの紹介になってしまった看板

このため、褪色したシートの色と、
印刷し直した新しいシートの色の違いも避けられないものです。*

*厳密には印刷データの色を調整することで色合わせ対応できなくはないのですが、
非常に手間と時間とコストがかかるためあまり選ばれません。

色落ち以外にも劣化や剥がれが起こることもあります。
ちなみにメーカー耐候年数はおよそ3〜5年です。

そして今回の修景パネルの設置日は2016年3月。
ちょうど8年経過しています。
西向きの設置でこれだけの色を8年維持しているのはなかなかの持ちと言えます。

施工後すぐの写真(2016年3月30日16:55)
西向きなので夕焼けに照らされています

当社は看板用プリンターのインク・シートともにメーカー品を使用しています。
もちろん互換品・リサイクルインクに比べて原価は高くなるのですが、
お客様のために品質・製品ライフを優先してメーカー品を選んでいます。

(本当は粗悪品を使ってライフを短くして頻繁に貼り替えてもらったほうが看板屋の商売的にはいいのですが……
 そういう不誠実なことはしない会社ですw)

このように既設看板の修繕や更新もできますので、

  • 今ある看板がボロボロで作り直したい
  • 内容が変わった/増えたから作り直したい
  • 後から看板の内容が間違っていることに気付いた

なんて方もお気軽にご相談ください。


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